オタクな私にリア充の兄が出来た件wwww
ーー家族が増えて四週目。
「はよ」
「……おはよ」
恒例の朝の挨拶は、いつも通りに顔を合わせない。
そっぽを向いて頭をかきながら、ぶっきらぼうに言い放つ。
毎朝習慣としているユウヒ様を愛でて、今日のやる気を充電する儀式はしっかりと行い、最後に抱き枕を抱き締めた。
トットット、と心臓が少し速まる。
そうか、私はユウヒ様に恋をしているのか!!
それで昨日はユウヒ様に囲まれているからあんな表情をしたんだ!
そうか。そうか。
ケントに恋しているんじゃなくって良かった!
「でへへー」
「朝っぱらから気持ち悪ぃ声を出すんじゃねーよ」
「うるさい。私の勝手だろ」
一通りユウヒ様に癒された後は机に向かって正座をし、飾っている私の似顔絵に深々と礼をする。
鈴木くんが描いてくれたんだ。
これくらい敬意を示さなきゃ、バチが当たる。
いつも話してくれてありがとう。
いつも送ってくれてありがとう。ってね。
そうだ。今日も部活だ。
アリスにも鈴木くんにも、部長さんにも合法的に会える。
「にへへー」
「だから、気持ち悪ぃ声を出すなっつーの」
「仕方がないだろ。嬉しいんだから」
アンタみたいなリア充には分からないだろうけどね、私と一緒にいてくれる友達という存在が出来たら毎日が幸せなんだ。
例え一人でも、チキンな私には大事なんだ。
「へぇ。いじめられっこのルルちゃんが嬉しいの?何があったの?」
「ぐ」
ズルい。
王子様モードの甘い優しい声を使うなんて、反則だ。
無駄に良い声してやがるし、思わずぺろっと話してしまいそうになった。
ケントの将来の夢は今すぐ裁判官に変えるべきだ。
甘いマスクと声に騙されて、容疑者皆がぺろっと漏らしてしまうかもしれないからな。
「う、うるさい。何もないし」
「へー。つまんねーの」
王子様モードを終えて、ガサツに言い放った。
ああ、うん。私はこれが一番楽だ。
「はよ」
「……おはよ」
恒例の朝の挨拶は、いつも通りに顔を合わせない。
そっぽを向いて頭をかきながら、ぶっきらぼうに言い放つ。
毎朝習慣としているユウヒ様を愛でて、今日のやる気を充電する儀式はしっかりと行い、最後に抱き枕を抱き締めた。
トットット、と心臓が少し速まる。
そうか、私はユウヒ様に恋をしているのか!!
それで昨日はユウヒ様に囲まれているからあんな表情をしたんだ!
そうか。そうか。
ケントに恋しているんじゃなくって良かった!
「でへへー」
「朝っぱらから気持ち悪ぃ声を出すんじゃねーよ」
「うるさい。私の勝手だろ」
一通りユウヒ様に癒された後は机に向かって正座をし、飾っている私の似顔絵に深々と礼をする。
鈴木くんが描いてくれたんだ。
これくらい敬意を示さなきゃ、バチが当たる。
いつも話してくれてありがとう。
いつも送ってくれてありがとう。ってね。
そうだ。今日も部活だ。
アリスにも鈴木くんにも、部長さんにも合法的に会える。
「にへへー」
「だから、気持ち悪ぃ声を出すなっつーの」
「仕方がないだろ。嬉しいんだから」
アンタみたいなリア充には分からないだろうけどね、私と一緒にいてくれる友達という存在が出来たら毎日が幸せなんだ。
例え一人でも、チキンな私には大事なんだ。
「へぇ。いじめられっこのルルちゃんが嬉しいの?何があったの?」
「ぐ」
ズルい。
王子様モードの甘い優しい声を使うなんて、反則だ。
無駄に良い声してやがるし、思わずぺろっと話してしまいそうになった。
ケントの将来の夢は今すぐ裁判官に変えるべきだ。
甘いマスクと声に騙されて、容疑者皆がぺろっと漏らしてしまうかもしれないからな。
「う、うるさい。何もないし」
「へー。つまんねーの」
王子様モードを終えて、ガサツに言い放った。
ああ、うん。私はこれが一番楽だ。