童唄―warabeuta―かごめかごめ編
「あんたはさぁ、私が、
だれにころされたかしってる?
知らないよね?あの子なんだよ?
何だっけ?由実ちゃんとか言うさぁ・・・。
あの子ね、私が死んだ後笑ってたんだよ?」
そう言うと、遥香は、ナイフを振り上げた。
「それでね、あの子なんて言ったと思う?
・・・いい気味だって?
あのときのあんたと同じだね?
私を見下ろしながら、
同じ事いったよね?」
そして、紗枝の首を思いっきり切りさいた。
「バイバイ。裏切り者?」
その時の彼女の顔は、ひどく歪んでいた。
その声を聞いた後、私の意識は途絶えた・・・。