空っぽのイヤホン(仮)
「……だって、寂しいよ。」
「俺だって同じだよ。」
違うよ、全然違うんだよ。
私の五十嵐への寂しいとは、種類が違う。
「この歌、確かYou take my breath away.だったよね?」
頷くと、五十嵐はメモ用紙を取り出してそこにYou take my breath away.と書き込んだ。
「北海道でさ、CD探してみるわ。
買ったら毎日聴くし、聴くたんびにみっこのこと思い出すよ。
…そしたらさ、なんか寂しいのもマシにならない?」
ね?と覗き込んでくる五十嵐が、あまりに綺麗だったから
私は、こくこくと頷くことしかできなかった。
「…私も、毎日聴く。」
「はは、うん。そうして。」
「俺だって同じだよ。」
違うよ、全然違うんだよ。
私の五十嵐への寂しいとは、種類が違う。
「この歌、確かYou take my breath away.だったよね?」
頷くと、五十嵐はメモ用紙を取り出してそこにYou take my breath away.と書き込んだ。
「北海道でさ、CD探してみるわ。
買ったら毎日聴くし、聴くたんびにみっこのこと思い出すよ。
…そしたらさ、なんか寂しいのもマシにならない?」
ね?と覗き込んでくる五十嵐が、あまりに綺麗だったから
私は、こくこくと頷くことしかできなかった。
「…私も、毎日聴く。」
「はは、うん。そうして。」