藍くん私に触れないで‼
●嫉妬じゃないよ!
それからの一週間をダイジェストでお送りしようと思う。


そんなこんなで始まった私と藍くんの同居生活。
月曜からはもちろん学校があるため、登校しなくてはならない。


家事全般は私に一任され、掃除洗濯食事はほとんど私がやった。

藍くんは、私が家事をしてる間はほとんど寝ているような気がする。
特に起こしたりせず、普通はそのままにしておく。


学校での私たちは、

まず登校は、大抵藍くんが先にいく。
それはまあ、私が出ていくまでに色々なことが気になって掃除したりなんやらかんやらしてるのが主な原因なわけだけど。


そんなわけでひとりで登校するのは変わらない。


学校での彼は家での彼とは変わる。

平気で机の上に足を上げたり、くだらないことで大笑いしたり、ギャルみたいな女の子に囲まれてたり、男子で群れてたり、


そんななか、やっぱり、告白に呼び出されることもあるようで。


私はそれをこそこそ付いていったりする。

別にこっちの藍くんは好きじゃないから、別にどうでもいいんだけど、

なんとなく、どう返すのか気になってしまって。


色んな女の子が告白していた。


OKしてしまうのだろうかと思ったけれど、意外にも告白の類いには全てNOで返していた。

あくまで3ヶ月はきちんと私のものでいてくれるらしい。

けれど、なかにはなかなか諦めの悪い女の子がいて、後ろからしがみついて離さない子までいた。

私は、ハラハラしながらそれを見ているわけだが、

そんな女の子への彼の対処法は、決まって、あま~いキスだったり、するのだ。


初めてそれを見たときの動揺ときたらなかった。



私と一応付き合ってることになっているのにキスなんかしちゃって、

別に嫉妬なんかしてないけど、告白をキスで対処した日があれば、なんとなくその日は口数が自然と減ったりした。


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