愛に結ばれた蝶
「…まぁ良いわ
またいつか呼んでくれれば
結
お願いが1つあるんだけど…
良いかしら?」
「何ですか?」
「…その眼帯
取ってくれるかしら…?」
ピクンッと結の肩が上下に揺れた
「言ったでしょう?
あたしは結の全てを受け入れる
そういう覚悟があるの
結のどんな傷も
受け入れていく覚悟だわ」
あたしは出来る限り
真っ直ぐ結を見つめた
数秒後
結が大きく息を吐いた
「……良いですよ
ただ
見て良いものではありません
それでも良いですか…?」
「良いわ
あと結の傷は
ユウを…お兄さんを庇って出来た傷でしょ
もう少し自信持っても良いと思うわ」
結が安心した様にふんわりと笑う
…喜怒哀楽の
喜だけ凄く激しいわよね…結って