愛に結ばれた蝶







あたしは目を細めて

眩しいぐらい世界を照らす

太陽を見た




冬だと言うのに

暑くはないけど眩しい太陽




アイツは太陽みたいだ

それも夏じゃなくて

冬の太陽




存在しているし

確かに眩しいんだけど

夏の太陽に負けてしまうようなアイツ

…本当ピッタリ







「蝶子さーん!」


「遅いわよ」


「すみません
トイレ混んでいて…」


「じゃあ行くわよ」


「どこにですか?」


「ファミレスに決まっているじゃないの
最後の晩餐である白ご飯食べるんでしょ?」




一瞬驚いた顔をしていたけど

ふっと笑顔へ染まった






「……そうですね!」








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