大切な君に向けたたった1つの宝物


お兄ちゃんはいっつもアタシが何かしら断ると部屋にこもってしまう。


「あーぁ雛どうすの??乍那兄当分出て来ねぇーぞ(*´Д`)=з」
っと暖人。


「だってー...。部活は行かなきゃだし...。」


「また暖人は雛ちゃん責めるー。仕方ないじゃん部活なんだから!!ねぇ~雛ちゃん」
っといっつもフォローしてくれる悠斗。



「ったく悠斗は雛に甘すぎなんだよ!!乍那兄もだけどさ(。-`ω´-)」
っと暖人。


「お前が雛ちゃんに酷いんだろ!!」


「だいたい「ちゃん」付けってキモイんだよ!!」


「あぁ??可愛いんだからいいだろーが!!」


「シスコンすぎんだよヽ(`Д´)ノ」


ギャーギャー!!っとまたいつものやつが始まった。


悠斗も暖人も顔はうり二つなんだけど、性格は正反対。
だからいっつも意見がぶつかり合ってすぐこうなる。


アタシは2人を放っておいて自分の部屋へと向かった。


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