冷酷皇帝と偽りの花嫁~政略からはじまる恋の行方~

 こんなアシュレはいやだ、いっしょに馬を駆けさせ、
 ともに語らった、あのアシュレはどこへいってしまったのだろう。

 リューリは俯くと、唇をかんだ。


  (私達は、どこまでいっても一緒にはなれない)



   「私は、、、自分の部屋でやすみます。」



 しばらくの沈黙ののち、アシュレは大きなため息をおとすと言った。


   
   「わかった、ゆるす。」
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