冷酷皇帝と偽りの花嫁~政略からはじまる恋の行方~
 
   「大変だ、すぐリューリを探しにいく。」

   「いや、しかし、リューリ様が合意の上でウインギュスター卿
    についていったとなると、、、。」

   「それはありえない、なぜならダニエル=ウインギュスターが
    ジェイド.マン達とくんで裏取引をしている貴族だからだ。
    リューリの指示で調べていた者から、今、報告があった。」

    「なにっ!」



 イーノックが目を見開いて、立ち上がる。



   「すぐに、ウインギュスターの屋敷にむかう。」

   「いや、しかし、ウインギュスター卿は屋敷にはいないようだ。」



 イーノックの返事にアシュレは言った。



   「ウインギュスター卿は、王都の東地区にアジトを持っているようだ、
    では、そちらだ。」
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