キャラメルに恋して
「は~やとっ♪だぁ~い好き♪」
「なみっ。俺も好き」
付き合って1ヶ月程たった。
俺と奈美は呼び捨てで呼び合うようになって、それなりにいい関係を築いていた。
する事は、全部したし…………///
周りの奴らからは、バカップルと呼ばれるようになっていた。
それ程までに俺は、奈美に溺れていたんだ。
奈美のためにケータイのメモリから女を全て消去したし、奈美が同じ所で働きたいって言ったからバイトも変えた。
休みも奈美のためだけに使った。
それが嫌だなんて、これっぽっちも思わなかった。
奈美は、俺が好きだと言ってくれて………俺は幸せだった。
そう、幸せだったんだ…………。
あの事実を知るまでは。