キャラメルに恋して



お兄さんが撫でていてくれたお陰で、私はだんだん落ち着いて来た。



でも、そんなお兄さんの手がさっきから、震えているような気がする……。




寒いのかな?

そう思いながらお兄さんの顔を見上げた。







――――…え?なんで………。








お兄さんは、寒くて震えているんじゃなかった。





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