キャラメルに恋して

┗修復






妙な肌寒さに身震いし、閉じていた目を無理やりこじ開けると、あたりはまだ真っ暗なままだった。



寒いのは、窓を開けたままにしていたかららしく、朝の早い時間帯という事もあってか、部屋中が冷気に包まれていた。




「…寝ちゃってたんだ」



冷え切った体をさすりながら、壁にかけられた時計に目をやる。


うわ……、早く起きすぎた。


そう思ってしまうほどに早い時間帯。



よく寝たおかげでスッキリした体……、だけど頭の中はどうもスッキリしてくれない。



昨日は、ご飯も食べないまま寝ちゃったんだった。



そんな事を思い出しながら、ふらふらとまだおぼつかない足取りで、リビングへと向かった。




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