キャラメルに恋して





「んじゃ、隼人のカッパ君もどっかに付けようよ!!ん~やっぱり、ケータイかな?」


「ちょ…ひな」



苦笑いをして必死に抵抗する隼人にお構いなく、カッパ君を装着した。


ちょっと意地悪そうに笑った口から「ケケケ……」なんて奇妙な笑い声なんかも出てきそう……。



「ほら~可愛いじゃん。カッパ君」


仏頂面でカッパ君を見る冷たい目がなんとも痛いけど、そんなの気にしない。


暖かな瞳のアルパカちゃんとカッパ君を並べてみた。



「むふふ……」


「ひな、なんか……大丈夫?」


「へーきですけど?」



隼人とこうして過ごす一瞬一瞬が大切でたまらない。


きゅんとなったり、ドキドキしたり……。


隼人といると、飽きる事が無いよ。





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