キャラメルに恋して





一瞬、なにがなんだかわからなかったけど、一気に唇に熱が伝わってきて、キス………されてるんだって事がわかった。





驚いて目を開けると、暗闇に慣れてきた瞳に映ったのは目をギラギラと輝かせた修史さんの顔……。





私……なんで修史さんにキスされての?




「ゃ……止め……く…」




修史さんの唇……、どうしてだろ…凄く気持ち悪い。




やめてって言いたいのに、助けてって言いたいのに、怖くて声が出ないよ………。




修史さんは、私が声を出せないのをいい事に、どんどん激しいキスをしてくる。



苦しくて息が出来ない私もお構い無しに。



苦しい苦しいキスをする。



愛しいとか、スキとか、悲しいとか……そんな感情はまったくない、なんにも感じないキス。




痛いくらいに、何度も何度も違う角度からキスを落してくる。



それから……


「…ん…、やぁ……」


熱い、柔らかいものが唇を割って押し入ってきた。


これって、もしかして……舌、なの?






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