好きです〜秘密の同居はじめました

「あ、あ!」

「大きい声ださないでよ、梨杏」

私が突然声を出したので驚いたきららがそう呟いた

私は教室の入り口を指しながら


「あ、あの人だ


今朝助けてくれた男の子は」

「え、来栖くん?

あの無愛想な来栖くんが梨杏のことを助けたの?」

ありえないわと私の隣でぶつぶつ独り言をいっていたきららに

私は詰め寄り体を揺らしながら

「きらら知ってるの?

どうしてしってるの?

友達かなにか?」
とマシンガンのように質問攻めにする私をよそに

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