君の手
こうして私と武田君は部活見学に行くことになった




ここの学校の吹奏楽部の部室は体育館下だ

地下とは思えないくらい明るい階段を下ってゆく

微かに聴こえる楽器の音がどこか懐かしい


武田君が重い扉を開ける
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