月の花弁



「ユリ!!なんで名前を手紙に入れないんだよ…



美早、ありがとう…」


「カナト様のような方が頭なんて下げないでください。」




「カナト様…行かれてはなりません。




これは私が留守にしていた責任でもあります。

いつもは私がユリ様の部屋へは通しませんから、ね。」



「ミンスはユアと言う子の側近になるだろうし、

行かなくていい。



美早、最後にひとつだけ頼まれてくれないか?」



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