Find Me
玲音だっっ!!

私は玄関に跳ぶように向かった。

い゛て゛っ゛ー゛!!
扉を開けたとたん、興奮して玄関の段差に引っ掛かって転んでしまった。

来て最初の挨拶が『い゛て゛っ゛ー゛!!』とか・・・。ありえないよぉ!

玲音の顔を恐る恐る、伺うと大笑いしていた。

「ばぁかっ!(笑)」
と言い、私の頭をクチャッと撫でてくれた。

私は笑顔で返す。

「まっ、まぁ、上がってよ?」

「おぅ♪お邪魔しまぁす!!」

玲音が私ん家の敷居を跨ぐと何故か嬉しい気持ちが膨れ上がってきた。

私はリビングに案内をした。

「姫音チャンの、お部屋行きたいなっ?今日はおうちにお一人!?」

とびっきりの甘い声で耳元で囁く。


えぇーっ!?
一人だったらどうする気ぃ!!??




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