Find Me
玲音はそう、私に言い捨てて私の前から姿を消した。
玲音がいなくなった瞬間、一筋の涙が流れ落ちた。

別に悲しくない…
玲音の温かさが心に染みたんだ…

ごめんね。ワガママで自己中な彼女で…
でも、私は考えを変えるつもりはないから…
しばらく一人にさせてね。

私はその場に呆然と座り込んでしまった。

人通りが少ない田んぼの畦道だから人や車はあまり通らない。


「お嬢ちゃん♪大丈夫っ?目赤いよ?ついでに鼻も♪寒そ!!彼氏にでも振られたかっ!?」






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