Find Me
「お〜いっ!!そんなキョロキョロしてると、田舎者だと思われんで?」


ギョエッ!!一人の世界に浸ってしまっていた。


「ほぇ…!?田舎者ですぅだっ!!」

私は舌をチラッと出し、ベーをした。
霧龍は大笑い。


「ベーとか、ガキかっ!!やっぱ、姫音は可愛いなぁ♪姫様はご注文何に致しますかぁ?」


「ふーんだっ!!私、何でもいいや。」


「むんつけた?仕方ねぇなぁ…わがままなお姫様には、フランス料理のBコースをご馳走しますか♪」


私はフランス料理のBコースに反応してしまい、値段に目を奪われてしまった。
一万…一万五千円っっ!!??嘘でしょ…
有名なブランドの服帰るじゃん!!

「そんな高級な物、一般庶民の私なんかが頂いてよろしいのでしょうか?」


「何、改まっちゃってんの!?だからぁ、気ぃ使わんといて?」


そんな事言ったって…
普通に気ぃ使うよぉ!!


「すいませぇんっ!!フランス料理のBコース一つと、フランスパンセット一つ下さい。」


何、勝手に頼んじゃってんのぉぉぉぉぉ!!??
まぁいっかぁ…


「んで、相談って何だぁ?彼氏の事かぁ!?」


図星だよ…図星すぎて言葉に詰まる…


「おいっ!?図星かぁ!?」








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