Find Me
朝…私は学校に行くか迷った…。
嫌でも朝を迎えてしまうだね。枕は涙で濡れていた。
「でも、負けたくないから行かなきゃっ!!」

私はそうも思いながらも重い足取りで学校に向かった…。

教室に入ると萌琉は楽しそうに愛萌達と一緒に居た…
私…一人ぼっちかよ…

何か愛萌達が私に向かってるのは気のせい?
嫌、気のせいではなかった…
「お・は・よ!ひ・め・ね・ちゃん。姫音ちゃんさぁ、ウチと一緒のクラス嫌だ、嫌だってずいぶん騒いだそうね…?そんなにウチと一緒のクラスが嫌だった?嫌ならあんたが消えればいいじゃん…」
萌琉…あんた完全に私の事裏切ったね…?
「・・・・。」

「何とか、言えばいいだろ?」

萌琉と目が合う…だけどすぐそらされてしまった…
「言ったよ!言って悪かった?」
強気で言ってみた…
「何バカみたくむきになっちゃってんの?本当にこいつバカだね…萌琉も何か言ってやんな…」

「姫音・・・、もう、ウチ姫音の事完全に裏切ったけど文句あるっ?」

私は思いっ切り萌琉を睨んでやった…
萌琉ってそんな人だったけ?見損なったよ…
呆れて言葉も出ない…
「萌琉最高っ♪まっ、こんな奴と話してるとストレス溜るから行こう!」

それはこっちの台詞です…
怒りと悲しみにみち溢れ、膝に握り拳を置いて、膝を震わせていた。
呆れすぎて言葉も出ないよ…

でも萌琉何か、冷たい目をしてる。それは確かだよ・・・。



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