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「汚いけど気にしないで?」

僕はミニテーブルの上に、姫音ちゃんと僕の大好きなアイスココアを置き、ポテトチップスを開けお喋りをしていた。

「ねぇ、もしだよ?もし僕が引っ越すって言ったらどうする?」
僕は姫音ちゃんの反応が気になったので意地悪な質問をしてみた。

姫音ちゃんは、案の定困り果てていた。

「・・・?そんな事言わないでよ!考えたくもない。」
「ごめん、ごめん!冗談だから。ままごとする?」

僕は自らままごと遊びに誘った。
だって、これが最後のままごとになっちゃうかもしれないんだもん・・・。

「珍しい〜!玲音君からそんな事言う何て・・・。まっ!嬉しいから良いけどね♪」




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