キスより甘くささやいて
私が、リビングに降りると颯太はくつろいで、母と紅茶を飲んでいる。
「美咲も飲む?」と母が聞くので私が頷くとキッチンに立った。
母の姿が見えなくなったので、私は小声で、
「なんで、家にあがって、くつろいでるのよ。」
と颯太に嫌な顔を見せると、うーんと、私を眺め、
「75点」とにっこりした。
コラ、人に点数をつけるんじゃない!
私は不機嫌になって、ソファーに沈み込む。
「風間くんはケーキ職人になったんだ。」
と母は娘が連れてきたと思っているオトコのリサーチ中だ。
「風間くんがお仕事しているところで、明日からアルバイトだなんて、
美咲ったら、良かったじゃないの。美咲、ケーキ大好きだし。」
と2人を見て、嬉しそうに笑う。
やれやれ。母が
「そういえば、風間くん、お母さん、お加減いかが?」と聞いて、
「こっちの療養型の病院に移ってから、体調は良さそうです。」
とにっこりした。えーっと、颯太のお母さん入院ちゅうなのか
…と初めて聞いた話に驚いた顔をすると、母が
「あら、あなた知らなかったの?」と私を見た。颯太は
「すみません、美咲さんが心配するといけないと思って、
まだ、話してませんでした。」とちょっと、困った顔をして、
私を見てから、ごめんと、私の手に自分の手を重ねた。
ちょっとお、なんの演技?
絶対、付き合ってるって思われるでしょう?!
母は、ニコニコして、
「美咲に出来ることがあったら、遠慮なく、言ってね。
一応看護師だし。
小児科にいたからあんまり、役に立つとは思えないけど」と言って、颯太は
「ありがとうございます。」
と、私が見た事もない100点の笑顔で母に笑いかけた。
「美咲も飲む?」と母が聞くので私が頷くとキッチンに立った。
母の姿が見えなくなったので、私は小声で、
「なんで、家にあがって、くつろいでるのよ。」
と颯太に嫌な顔を見せると、うーんと、私を眺め、
「75点」とにっこりした。
コラ、人に点数をつけるんじゃない!
私は不機嫌になって、ソファーに沈み込む。
「風間くんはケーキ職人になったんだ。」
と母は娘が連れてきたと思っているオトコのリサーチ中だ。
「風間くんがお仕事しているところで、明日からアルバイトだなんて、
美咲ったら、良かったじゃないの。美咲、ケーキ大好きだし。」
と2人を見て、嬉しそうに笑う。
やれやれ。母が
「そういえば、風間くん、お母さん、お加減いかが?」と聞いて、
「こっちの療養型の病院に移ってから、体調は良さそうです。」
とにっこりした。えーっと、颯太のお母さん入院ちゅうなのか
…と初めて聞いた話に驚いた顔をすると、母が
「あら、あなた知らなかったの?」と私を見た。颯太は
「すみません、美咲さんが心配するといけないと思って、
まだ、話してませんでした。」とちょっと、困った顔をして、
私を見てから、ごめんと、私の手に自分の手を重ねた。
ちょっとお、なんの演技?
絶対、付き合ってるって思われるでしょう?!
母は、ニコニコして、
「美咲に出来ることがあったら、遠慮なく、言ってね。
一応看護師だし。
小児科にいたからあんまり、役に立つとは思えないけど」と言って、颯太は
「ありがとうございます。」
と、私が見た事もない100点の笑顔で母に笑いかけた。