キスより甘くささやいて
バーテンの男性が飲み物について聞いてくる。
私はアルコール度数の弱いカクテルを頼み、
颯太はウイスキーをロックを頼んだ。
颯太の持ってきたオレンジの3個のケーキが
さらに4等分にカットされて出てくる。
水のコップも用意されている。颯太は
「これは1つずつソースが違うんだ。
クランベリーとラズベリーとブルーベリー。
試食だよ。
オレンジとパッションフルーツのムースには
シャンパンがチョットだけ使ってある。
下に敷いてあるクランブルは
スライスアーモンドが混ざってる。…どうぞ」と私たちに勧める。
私達は順に試食する。
もちろん、間で水を飲んで口の中で混ざらないように注意して。
トオルは
「どれも美味しーい。颯太は天才ね。」
とにっこりする。バーテンの男性は、トオルをにっこり見ている。
きっと、恋人だな。
と私はチョット、思考を巡らせる。颯太は
「美咲はどれが好き?」
と私の顔を覗き込む。いつもどおりに顔が近い。
私がチョット引くと、トオルがクスクス笑う。
颯太のケーキはあいかわらず繊細な味わいで、美味しい。
「これが、好きかな。」
と、クランベリーのソースが挟まれたケーキを指差すと、
颯太は大きな笑顔で
「俺もこれが好きかな。これで新作のケーキ、売り出せるな。」
と私を見つめてくるので、心臓がドキドキと音を立てる。トオルは
「なあんだ。ミサキチったら、颯太のケーキ、すご〜くわかってるんだ。」
と意味深に微笑む。あんまり、からかわないでほしい。
私はアルコール度数の弱いカクテルを頼み、
颯太はウイスキーをロックを頼んだ。
颯太の持ってきたオレンジの3個のケーキが
さらに4等分にカットされて出てくる。
水のコップも用意されている。颯太は
「これは1つずつソースが違うんだ。
クランベリーとラズベリーとブルーベリー。
試食だよ。
オレンジとパッションフルーツのムースには
シャンパンがチョットだけ使ってある。
下に敷いてあるクランブルは
スライスアーモンドが混ざってる。…どうぞ」と私たちに勧める。
私達は順に試食する。
もちろん、間で水を飲んで口の中で混ざらないように注意して。
トオルは
「どれも美味しーい。颯太は天才ね。」
とにっこりする。バーテンの男性は、トオルをにっこり見ている。
きっと、恋人だな。
と私はチョット、思考を巡らせる。颯太は
「美咲はどれが好き?」
と私の顔を覗き込む。いつもどおりに顔が近い。
私がチョット引くと、トオルがクスクス笑う。
颯太のケーキはあいかわらず繊細な味わいで、美味しい。
「これが、好きかな。」
と、クランベリーのソースが挟まれたケーキを指差すと、
颯太は大きな笑顔で
「俺もこれが好きかな。これで新作のケーキ、売り出せるな。」
と私を見つめてくるので、心臓がドキドキと音を立てる。トオルは
「なあんだ。ミサキチったら、颯太のケーキ、すご〜くわかってるんだ。」
と意味深に微笑む。あんまり、からかわないでほしい。