キスより甘くささやいて
トオルが
「ミサキチったら、スタイルだけは良かったから、
身体目当てのオトコが結構群がって来てたけど、誰かとヤッタ?」
ととんでもないない事を聞いてくる。
「失礼な、そんな事はシテませんよ。」
と慌てて、否定すると、
「あんた、テニス部の先輩と付き合ってたじゃない?
アイツ、結構、あんたの身体目当てだったと思うけど?」
と言われて、昔の古傷が痛む。
「いや、すご〜く迫られたので、逃げたら、
あっさり、振られましたよ。
つまらないオンナって言われて、ヘコんだな。
私、昔から、変に真面目で、融通が利かなかったから、
ツマラナイって振られちゃうんですよ」と言うと、颯太が
「そこが良いところだろ。
真面目でまっすぐで、きっと、傷つく事も多かったと思うけど…
俺はそういうところ好きだな。」
と言って、照れたのか顔を背ける。
トオルは颯太に
「先輩とは、何にもなかったんだって。
よかったね。颯太。
ミサキチが先輩と付き合いだした時、ものすごく暗かったもんね。」と笑って、
「あー、でも、キスぐらいはした?」
とトオルが私に顔をしかめて聞いてくるので、
「ノーコメント」と笑っておいた。
「ミサキチったら、スタイルだけは良かったから、
身体目当てのオトコが結構群がって来てたけど、誰かとヤッタ?」
ととんでもないない事を聞いてくる。
「失礼な、そんな事はシテませんよ。」
と慌てて、否定すると、
「あんた、テニス部の先輩と付き合ってたじゃない?
アイツ、結構、あんたの身体目当てだったと思うけど?」
と言われて、昔の古傷が痛む。
「いや、すご〜く迫られたので、逃げたら、
あっさり、振られましたよ。
つまらないオンナって言われて、ヘコんだな。
私、昔から、変に真面目で、融通が利かなかったから、
ツマラナイって振られちゃうんですよ」と言うと、颯太が
「そこが良いところだろ。
真面目でまっすぐで、きっと、傷つく事も多かったと思うけど…
俺はそういうところ好きだな。」
と言って、照れたのか顔を背ける。
トオルは颯太に
「先輩とは、何にもなかったんだって。
よかったね。颯太。
ミサキチが先輩と付き合いだした時、ものすごく暗かったもんね。」と笑って、
「あー、でも、キスぐらいはした?」
とトオルが私に顔をしかめて聞いてくるので、
「ノーコメント」と笑っておいた。