キスより甘くささやいて
第4章 花火大会の夜
招かれざる客
翌日。gâteauでの昼休み。
昨日はちょっと、失敗したな、と思い出す。
本当は花火大会の事を相談したかったのだ。
出来たら、颯太のお母さんにも見せてあげたい。
そう思って、どうやったら、由比ヶ浜まで連れ出せるのだろうと考えていたのに、
昨日の颯太ときたら、
あの後、私のどこが好きかって話始めて、やたらとボディタッチをしてきた。
私が呆れていると、シルビアママは、
「きっと、昔のオトコに嫉妬して、
ミサキチに自分の事を考えて欲しいってアピールなんじゃないの。
可愛いじゃない」と私に耳打ちしてきた。
やれやれ。
私はすごく恥ずかしくなって、
花火大会の事がちっとも考えられなくなった。
おまけに颯太は帰り道の階段を上がっている途中で立ち止まり、
襲わず、我慢しているんだからと私にキスをねだってきた。
それって、襲ってない事になるんだろうか?
と私が文句を言う前にキスで唇を塞ぎ、
私が小さく声を漏らすまで、唇を離さなかった。
もう、キスするのはこれで3回目だ。
これって、付き合っていないって断言できるのかな?
このまま私は颯太を好きになってもいいのかな。
私を好きだって態度を示し続ける颯太の気持ををわかっているって思っていいのだろうか?
昔のオトコの気持が分からなかった私はすごく臆病になっている。
昨日はちょっと、失敗したな、と思い出す。
本当は花火大会の事を相談したかったのだ。
出来たら、颯太のお母さんにも見せてあげたい。
そう思って、どうやったら、由比ヶ浜まで連れ出せるのだろうと考えていたのに、
昨日の颯太ときたら、
あの後、私のどこが好きかって話始めて、やたらとボディタッチをしてきた。
私が呆れていると、シルビアママは、
「きっと、昔のオトコに嫉妬して、
ミサキチに自分の事を考えて欲しいってアピールなんじゃないの。
可愛いじゃない」と私に耳打ちしてきた。
やれやれ。
私はすごく恥ずかしくなって、
花火大会の事がちっとも考えられなくなった。
おまけに颯太は帰り道の階段を上がっている途中で立ち止まり、
襲わず、我慢しているんだからと私にキスをねだってきた。
それって、襲ってない事になるんだろうか?
と私が文句を言う前にキスで唇を塞ぎ、
私が小さく声を漏らすまで、唇を離さなかった。
もう、キスするのはこれで3回目だ。
これって、付き合っていないって断言できるのかな?
このまま私は颯太を好きになってもいいのかな。
私を好きだって態度を示し続ける颯太の気持ををわかっているって思っていいのだろうか?
昔のオトコの気持が分からなかった私はすごく臆病になっている。