キスより甘くささやいて
3日後、夏希ちゃんがやって来て、お母さんに気持を確めた。
やっぱり、お母さんは、
花火大会に行けるなら、具合が悪くなっても構わないって言って、涙を見せた。
と夏希ちゃんも涙を落としたが、
颯太と、一緒に担当医の説得をして、一応許可が出た。
後は花火をどこで見る事が出来るかっていう問題で、
私達は頭を悩ませた。
やっぱり、涼しい場所で、休めるところが必要かもって事で、
由比ヶ浜周辺のホテルや旅館を当たったが、
宿泊場所から花火が見えるところはなかった。
私達は鎌倉の観光地図を片手に仕事の休み時間にも電話をかけ続けた。
オーナーが、何事かと私達を見るので、
由比ヶ浜の花火、見えるホテルを探してるって言ったら、
それは結構難しいな。と考え込み、
「◯◯ホテルの屋上から従業員達が見てるって聞いた事があるけど。」と言って。
「颯太、お母さんに見せたいんだろ。」と聞いた。
颯太は頷き、オーナーを見つめた。
そっか。と頷いて、オーナーは電話をかける。
しばらく話してから、
「颯太、話を聞いてくれるそうだよ。
仕事が終わったらホテルのオーナーを訪ねるといい。」と笑った。
すごい。片岡さんって頼りになる。
「本当ですか?」と颯太の声が震える。
「僕にお礼を言うのは早いよ。
まだ、見れると決まったわけじゃない。」
と笑って、頑張って説明しておいでと言ってくれた。
やっぱり、お母さんは、
花火大会に行けるなら、具合が悪くなっても構わないって言って、涙を見せた。
と夏希ちゃんも涙を落としたが、
颯太と、一緒に担当医の説得をして、一応許可が出た。
後は花火をどこで見る事が出来るかっていう問題で、
私達は頭を悩ませた。
やっぱり、涼しい場所で、休めるところが必要かもって事で、
由比ヶ浜周辺のホテルや旅館を当たったが、
宿泊場所から花火が見えるところはなかった。
私達は鎌倉の観光地図を片手に仕事の休み時間にも電話をかけ続けた。
オーナーが、何事かと私達を見るので、
由比ヶ浜の花火、見えるホテルを探してるって言ったら、
それは結構難しいな。と考え込み、
「◯◯ホテルの屋上から従業員達が見てるって聞いた事があるけど。」と言って。
「颯太、お母さんに見せたいんだろ。」と聞いた。
颯太は頷き、オーナーを見つめた。
そっか。と頷いて、オーナーは電話をかける。
しばらく話してから、
「颯太、話を聞いてくれるそうだよ。
仕事が終わったらホテルのオーナーを訪ねるといい。」と笑った。
すごい。片岡さんって頼りになる。
「本当ですか?」と颯太の声が震える。
「僕にお礼を言うのは早いよ。
まだ、見れると決まったわけじゃない。」
と笑って、頑張って説明しておいでと言ってくれた。