キスより甘くささやいて
10月半ば。
颯太のお母さんの49日の法要が終わった日、
颯太から、電話があった。
「今日これから会えないかな。美咲が嫌じゃなければ今晩ずっと一緒にいたい。」
と落ち着いた声で話す。
「颯太の家に行く。
待ってて。お線香もあげたいし。」と笑った声で言うと、
「早く会いたい」と颯太も笑って電話を切った。
私はこれから颯太に抱かれることになるんだろう。と思った。
私達はお互いを求めているのが分かっているので、驚くこともない。
颯太はくちづけを重ねる度に
私の背中をもどかしそうに強く抱きしめるようになっていて、
いつも苦しそうに唇を離した。
きっと、お母さんの具合が急激に悪くならなければ、
きっと、とっくに身体を重ねてた。そう思う。
私達の心はお互いのモノだと知っている。
まあ、お互いの気持ちがわかっていても、
初めて身体を重ねるのは結構緊張するし、きっとものすごく恥ずかしい。
私はシャワーを浴びながら、
身につける下着と、少し女らしい服装について考える。
外に出るなら、少しだけオシャレしていきたい。
颯太に綺麗だと思われたい。
私はちょっと颯太の真っ直ぐに見つめてくる瞳を思い出して、
ひとりで顔を赤らめた。
颯太のお母さんの49日の法要が終わった日、
颯太から、電話があった。
「今日これから会えないかな。美咲が嫌じゃなければ今晩ずっと一緒にいたい。」
と落ち着いた声で話す。
「颯太の家に行く。
待ってて。お線香もあげたいし。」と笑った声で言うと、
「早く会いたい」と颯太も笑って電話を切った。
私はこれから颯太に抱かれることになるんだろう。と思った。
私達はお互いを求めているのが分かっているので、驚くこともない。
颯太はくちづけを重ねる度に
私の背中をもどかしそうに強く抱きしめるようになっていて、
いつも苦しそうに唇を離した。
きっと、お母さんの具合が急激に悪くならなければ、
きっと、とっくに身体を重ねてた。そう思う。
私達の心はお互いのモノだと知っている。
まあ、お互いの気持ちがわかっていても、
初めて身体を重ねるのは結構緊張するし、きっとものすごく恥ずかしい。
私はシャワーを浴びながら、
身につける下着と、少し女らしい服装について考える。
外に出るなら、少しだけオシャレしていきたい。
颯太に綺麗だと思われたい。
私はちょっと颯太の真っ直ぐに見つめてくる瞳を思い出して、
ひとりで顔を赤らめた。