何度も君を
夕方、僕は薪や食材を調達して家に戻る。
ガチャ…
「おかえりなさい、良李さん」
ドアを開けるとそこには、笑顔で迎えてくれる吏茉がいた。
「ただいま。体は大丈夫?」
このパターンは珍しいな。
初日から出迎えなんて。
目覚めが良かったのかな?
「大丈夫よ、すっごく元気なの!」
目をきらきらと耀かせながら言う彼女。
そして
「余計なお世話かなー、っても思ったんだけど…夕飯作ってみちゃいました!」
とキッチンの方を向いて言った。