何度も君を



夕方、僕は薪や食材を調達して家に戻る。



ガチャ…

「おかえりなさい、良李さん」


ドアを開けるとそこには、笑顔で迎えてくれる吏茉がいた。


「ただいま。体は大丈夫?」


このパターンは珍しいな。

初日から出迎えなんて。


目覚めが良かったのかな?



「大丈夫よ、すっごく元気なの!」


目をきらきらと耀かせながら言う彼女。



そして

「余計なお世話かなー、っても思ったんだけど…夕飯作ってみちゃいました!」


とキッチンの方を向いて言った。






< 9 / 13 >

この作品をシェア

pagetop