ひとリかクレンぼ
序章
…都市伝説なんて存在するはずない
今年の春大学3年になって今年こそ可愛い彼女を作ろうと思ってたんだけど
いつの間にか夏も終わりに近づいている
結局バイト三昧な休みを過ごしていた俺の手にはオカルト雑誌・都市解明の最新号、今回の特集は誰でも知っている都市伝説のひとりかくれんぼについてだった
…はっきりいって馬鹿らしい
都市伝説なんてこう言った雑誌の記者が面白おかしく作り上げた創作に過ぎない
そんなものの為にわざわざ金を使うなんて頭を疑う
しかし最新号が出るたびにすぐ売り切れてしまうので人気なことは人気らしい
今日は先輩も先に上がり、店長が来るまで俺は一人で勤務を続けることになっているがこの時間だ
お客どころか外を通る人もいない、つまりは暇なんだ
この時間を利用して商品を並び替えて店長が来たらすぐに帰ろう…
そう考えて並び替えていたのだが、それもとっくに終わった
「…店長、遅いな…」
時刻は深夜0時を回った、いつも店長が来るのは11時半
あまりにも遅すぎる
まぁ店長も人間だ、遅れることくらいあるだろう
店長が来るまでの間雑誌でも読んで待っていよう
そう考えて先程並べ替えた雑誌の前に立つ
最前列に並ぶ最新号のどれを読もうかと吟味していた時、ふとあのオカルト雑誌が目に入った
…もう一度言うが、俺はオカルトには興味はない
でも販売開始直後に売り切れるこの雑誌は少し気になっていた
内容はどうであれ人を惹きつける表現でもあるのだろうか
俺は好奇心のまま雑誌を手に取り…
___________そのまま読み始めた
今年の春大学3年になって今年こそ可愛い彼女を作ろうと思ってたんだけど
いつの間にか夏も終わりに近づいている
結局バイト三昧な休みを過ごしていた俺の手にはオカルト雑誌・都市解明の最新号、今回の特集は誰でも知っている都市伝説のひとりかくれんぼについてだった
…はっきりいって馬鹿らしい
都市伝説なんてこう言った雑誌の記者が面白おかしく作り上げた創作に過ぎない
そんなものの為にわざわざ金を使うなんて頭を疑う
しかし最新号が出るたびにすぐ売り切れてしまうので人気なことは人気らしい
今日は先輩も先に上がり、店長が来るまで俺は一人で勤務を続けることになっているがこの時間だ
お客どころか外を通る人もいない、つまりは暇なんだ
この時間を利用して商品を並び替えて店長が来たらすぐに帰ろう…
そう考えて並び替えていたのだが、それもとっくに終わった
「…店長、遅いな…」
時刻は深夜0時を回った、いつも店長が来るのは11時半
あまりにも遅すぎる
まぁ店長も人間だ、遅れることくらいあるだろう
店長が来るまでの間雑誌でも読んで待っていよう
そう考えて先程並べ替えた雑誌の前に立つ
最前列に並ぶ最新号のどれを読もうかと吟味していた時、ふとあのオカルト雑誌が目に入った
…もう一度言うが、俺はオカルトには興味はない
でも販売開始直後に売り切れるこの雑誌は少し気になっていた
内容はどうであれ人を惹きつける表現でもあるのだろうか
俺は好奇心のまま雑誌を手に取り…
___________そのまま読み始めた
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