愛す程、狂ってく
冬斗「………」
夏希「………」
夏希の家に来たものの、
重い空気が流れていた。
冬斗「もう付きまとわないでくれる?」
夏希「…ゴメン…」
冬斗「ハッキリ言って、夏希の事興味ないし、峰川も面倒くさいし……」
夏希「興味ないって………あんなに優しかったのに……どうして……」
冬斗「昔の俺は居ないんだよ。」
夏希「私が北海道行く時…ヤダって言ってくれてたのに……」
冬斗「だから……」
冬斗「昔の俺は居ないんだよ!!昔好きって言ってくれた俺はもう居ないんだ!!何度も言わせるな!!」
怒鳴って帰った。
本当はこんなつもりじゃなかった。
心の中ではもっと一緒に居たくて…
好きって伝えたかった。
(もう俺は戻れないんだ)