愛す程、狂ってく
本当の想い
冬斗「……う…………」
夏希「冬斗!?」
冬斗が目を覚ました。
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………
夏希「…あのさ…ごめんね…私、冬斗の事苦しめてた…本当にごめんなさい…」
冬斗「…お前が謝る事じゃねぇだろ」
夏希「私がしつこかったからそれで悪化したのかなって…」
冬斗「……別に…それよりどうしてここに居るんだよ。」
夏希「梅寺君にね、冬斗が倒れたって聞いたから…心配で………」
冬斗「…俺殺す気?峰川になんか言われんじゃん。」
夏希「…峰川君は何も言わないよ。」
冬斗「言うだろ。」
夏希「言おうとしたって私は峰川君なんて好きじゃないし!!」
病院で大声を出してしまい、
少し慌てる。
冬斗「…………変なの…」
夏希「うぅ…((恥」
冬斗「……峰川の方がいいのかも…よ」
冬斗は窓の方を見ながら言う
夏希「なんで?」
冬斗「…俺なんて、傷付けるだけ。迷惑ばっかかけるし、男らしい所なんてないし。」
夏希「そんな事ないよ!!冬斗だって…」
冬斗「今だってさ…ダサいし、昔っから体力ないし………」
冬斗はいつもの冬斗じゃないようで、
少し戸惑ったけど………
夏希「…人と比べちゃダメなんだよ…冬斗は冬斗なんだから。…峰川君とは違くて当たり前なんだよ」
冬斗「…」
夏希「私はね、冬斗が好きなの。冷たい態度も、その中にある優しさもね大好き。昔、私のワガママに付き合ってくれたしさ…」
幼稚園の頃…………
悪戯もからかいも意地悪も………
嬉しくてたまらなかった。
夏希「…冬斗の本当の気持ち…聞きたい…」
これでダイキライと言われても
もうそれで終わり。
私がどんなに好きでも
キライならもっと嫌われないように
離れるだけ…………
でも…なんて答えがでるか………
期待しちゃうよ……………