能あるイケメンは羽目を外す
みんなには私……有給で休むとしか言ってないんだけど……。
「……誰から聞いたの?」
「専務本人が今朝打合せの前にそれはそれは嬉しそうに話してたわよ。横にいた社長と副社長は呆れ顔だったけどね」
その時の事を思い出したのか、麗香が楽しそうにクスクス笑う。
あっ、そう言えば表向きは旅行って陽斗言ってたっけ?
でも、何で同伴者が私って自らばらすかな。
私は有給で休むって打合せしたのに……。
社長と副社長に会うのが怖い。
「……嘘でしょう?何か頭痛がしてきた」
「いつ専務とそんな関係になったの?詳しい話聞かせてくれない?まだ杉原さんも奈保も戻って来ないし」
「……聞いても軽蔑しない?」
私が恐る恐る聞くと、麗香は目を細めて優しく微笑んだ。
「しないわよ。私は楓の親友だもの」
「結婚式が駄目になったあの日、ホテルのバーで飲んでたら専務と会って……その時は専務って知らなかったんだけど……私……自暴自棄になってて……専務に一晩だけ相手をしてってお願いしたの。それで終わるはずだったんだけど、同じ会社ってバレて今こうしてここに異動になって……。おまけにアパートに住めなくなっちゃって……今……専務の家にお世話になってて……」
あ~、なんか上手く言えない。
「……誰から聞いたの?」
「専務本人が今朝打合せの前にそれはそれは嬉しそうに話してたわよ。横にいた社長と副社長は呆れ顔だったけどね」
その時の事を思い出したのか、麗香が楽しそうにクスクス笑う。
あっ、そう言えば表向きは旅行って陽斗言ってたっけ?
でも、何で同伴者が私って自らばらすかな。
私は有給で休むって打合せしたのに……。
社長と副社長に会うのが怖い。
「……嘘でしょう?何か頭痛がしてきた」
「いつ専務とそんな関係になったの?詳しい話聞かせてくれない?まだ杉原さんも奈保も戻って来ないし」
「……聞いても軽蔑しない?」
私が恐る恐る聞くと、麗香は目を細めて優しく微笑んだ。
「しないわよ。私は楓の親友だもの」
「結婚式が駄目になったあの日、ホテルのバーで飲んでたら専務と会って……その時は専務って知らなかったんだけど……私……自暴自棄になってて……専務に一晩だけ相手をしてってお願いしたの。それで終わるはずだったんだけど、同じ会社ってバレて今こうしてここに異動になって……。おまけにアパートに住めなくなっちゃって……今……専務の家にお世話になってて……」
あ~、なんか上手く言えない。