能あるイケメンは羽目を外す
……小さい陽斗……見てみたかったな。かなりの美少年だったんだろうな。
「凄く優しい良い子でね。お母さんが入院した時も毎日お見舞いに行ってたらしいよ。お母さんが病気を治して退院するのを信じていたんだが……入院して何ヵ月だったかな?亡くなってしまって……。葬儀の時は、気丈に振る舞って大人にも気を遣ってたなあ」
そう言えば、小学六年の時にすい臓がんでお母さん亡くなたって陽斗言ってたっけ。
……陽斗が本心を見せないのは昔からだったんだ。
「……専務も辛かったでしょうね」
「陽斗くんも昔の話は嫌がるだろうから……私が話した事は内緒だよ」
部長の言葉に麗香と私はコクリと頷いた。
ランチの時間が終わる13時になって、杉原さんが戻ってきた。
「園田部長、何かご用ですか?」
「凄く優しい良い子でね。お母さんが入院した時も毎日お見舞いに行ってたらしいよ。お母さんが病気を治して退院するのを信じていたんだが……入院して何ヵ月だったかな?亡くなってしまって……。葬儀の時は、気丈に振る舞って大人にも気を遣ってたなあ」
そう言えば、小学六年の時にすい臓がんでお母さん亡くなたって陽斗言ってたっけ。
……陽斗が本心を見せないのは昔からだったんだ。
「……専務も辛かったでしょうね」
「陽斗くんも昔の話は嫌がるだろうから……私が話した事は内緒だよ」
部長の言葉に麗香と私はコクリと頷いた。
ランチの時間が終わる13時になって、杉原さんが戻ってきた。
「園田部長、何かご用ですか?」