能あるイケメンは羽目を外す
杉原さんに気圧され気味の園田部長が秘書室を後にすると、入れ替わりに社長が入って来た。
「杉原くん、二ノ宮くん、ちょっと話がある……‼」
杉原さんと麗香に話しかけたその刹那、社長は急にめまいがしたのかドンと音を立てて壁にもたれかかった。
「「「社長!」」」
側にいた私達はその様子に驚いて一斉に叫んだ。
「だ……大丈夫だ。夏バテかな?ちょっと立ち眩みをしてしまったよ、ははっ」
社長は作り笑いをしていたが、その表情はとても苦しそうでただの夏バテには見えなかった。
杉原さんが直ぐ様社長に寄り添おうと手を差し出したが、社長は「そんなもうろくジジイではないよ」と笑って言って杉原さんの手は取らずにゆっくり上体を起こす。
「成沢さん、専務室に行って専務がサボらないよう見張ってて下さい」
杉原さんが私の方に目を向け声を掛ける。
「はい」
「杉原くん、二ノ宮くん、ちょっと話がある……‼」
杉原さんと麗香に話しかけたその刹那、社長は急にめまいがしたのかドンと音を立てて壁にもたれかかった。
「「「社長!」」」
側にいた私達はその様子に驚いて一斉に叫んだ。
「だ……大丈夫だ。夏バテかな?ちょっと立ち眩みをしてしまったよ、ははっ」
社長は作り笑いをしていたが、その表情はとても苦しそうでただの夏バテには見えなかった。
杉原さんが直ぐ様社長に寄り添おうと手を差し出したが、社長は「そんなもうろくジジイではないよ」と笑って言って杉原さんの手は取らずにゆっくり上体を起こす。
「成沢さん、専務室に行って専務がサボらないよう見張ってて下さい」
杉原さんが私の方に目を向け声を掛ける。
「はい」