能あるイケメンは羽目を外す
12、嵐の予感
「今度はバックロールエントリーやるから。まずボートの縁に掴まって、背中から海に落ちる。その時、左手でマスクとレギュレーター、右手で頭の後ろにあるマスクのゴム押さえて……」
ボートの縁に座りながら陽斗が身ぶり手振りで海への潜り方を説明する。
ボートの数キロ先には宿泊しているホテルが見える。
陽斗の説明を聞いて私はぎょっとした。
「背中から入るの?私……船で待ってちゃ駄目?」
陽斗に恐る恐る聞いてみるが、笑顔で拒否された。
バク転想像して凄く怖いんですけど……。
もう今日は二本も潜って綺麗なお花畑のような珊瑚もたっぷり堪能したし、熱帯魚とも戯れたし満足なんだけど……。
「駄目。これも仕事だから。想像すると怖いかもしれないけど、やってみると簡単だよ。騙されたと思ってやってみて。ほら、立石さんが先にやるから見てて」
陽斗が私に向かってにっこり微笑む。
ボートの縁に座りながら陽斗が身ぶり手振りで海への潜り方を説明する。
ボートの数キロ先には宿泊しているホテルが見える。
陽斗の説明を聞いて私はぎょっとした。
「背中から入るの?私……船で待ってちゃ駄目?」
陽斗に恐る恐る聞いてみるが、笑顔で拒否された。
バク転想像して凄く怖いんですけど……。
もう今日は二本も潜って綺麗なお花畑のような珊瑚もたっぷり堪能したし、熱帯魚とも戯れたし満足なんだけど……。
「駄目。これも仕事だから。想像すると怖いかもしれないけど、やってみると簡単だよ。騙されたと思ってやってみて。ほら、立石さんが先にやるから見てて」
陽斗が私に向かってにっこり微笑む。