能あるイケメンは羽目を外す
台風が来るとわかってたら、この出張……取り止めか延期にしてもらったのに……。
「え~、東京に予定通り帰れないって事?」
私は思わず声を上げた。
「まあ、このホテルで台風の間ゆっくり過ごすのもいいんじゃない?」
台風が来るかもしれないのに陽斗は平然としている。
この口調。絶対台風来るの想定してたよね。
「そんなに会社休んじゃったら杉原さんに怒られるよ」
「天気で船や飛行機がストップするのは仕方がないよ。うちのホテルの備えが万全か調べる良い機会と思えば良いんじゃないかな」
「本音は仕事したくないんでしょう?」
「それは否定しないかな。でも建前あっての本音だからね」
陽斗が悪戯っぽく笑う。
「こういう時は思い切り楽しまないとね」
「陽斗はいつも楽しんでるよね」
私の突っ込みに陽斗は一瞬ハッとした表情になったけど、次の瞬間には目を細めて柔らかく微笑した。
「え~、東京に予定通り帰れないって事?」
私は思わず声を上げた。
「まあ、このホテルで台風の間ゆっくり過ごすのもいいんじゃない?」
台風が来るかもしれないのに陽斗は平然としている。
この口調。絶対台風来るの想定してたよね。
「そんなに会社休んじゃったら杉原さんに怒られるよ」
「天気で船や飛行機がストップするのは仕方がないよ。うちのホテルの備えが万全か調べる良い機会と思えば良いんじゃないかな」
「本音は仕事したくないんでしょう?」
「それは否定しないかな。でも建前あっての本音だからね」
陽斗が悪戯っぽく笑う。
「こういう時は思い切り楽しまないとね」
「陽斗はいつも楽しんでるよね」
私の突っ込みに陽斗は一瞬ハッとした表情になったけど、次の瞬間には目を細めて柔らかく微笑した。