能あるイケメンは羽目を外す
「陽斗だけど。我が儘姫を日本で見つけたよ。俺を迎えに来たらしいけど、今は日本を離れられないんだ。悪いけど誰か迎えに寄越してくれる?それから……ロジエを辞める事にしたよ。こんな事になってすまない」
スティーブは俺の恩人だ。
まだアートカレッジにいた頃から俺に目をかけてくれて、ロジエでデザイナーとして雇ってくれた。
バラをモチーフにしたロジエのブランドは女性に人気で、顧客の中にはヨーロッパの王族やハリウッドセレブもいる。
華やかだったイギリスでの生活。
親父の力を借りずに、イギリスで成功出来たのは彼のお陰だ。
『ああ、わかった。親父さんの事があるんだろう。こちらもメルの事で迷惑をかけてすまなかった』
「大丈夫だよ。協力出来る事があれば言って」
スティーブとの通話を終わらせると、今度は杉原に電話をかける。
「俺だけど、そっちは変わりない?」
スティーブは俺の恩人だ。
まだアートカレッジにいた頃から俺に目をかけてくれて、ロジエでデザイナーとして雇ってくれた。
バラをモチーフにしたロジエのブランドは女性に人気で、顧客の中にはヨーロッパの王族やハリウッドセレブもいる。
華やかだったイギリスでの生活。
親父の力を借りずに、イギリスで成功出来たのは彼のお陰だ。
『ああ、わかった。親父さんの事があるんだろう。こちらもメルの事で迷惑をかけてすまなかった』
「大丈夫だよ。協力出来る事があれば言って」
スティーブとの通話を終わらせると、今度は杉原に電話をかける。
「俺だけど、そっちは変わりない?」