能あるイケメンは羽目を外す
「何であんたが謝るのよ!……ハルトみたいで調子狂うわ」

「ごめん」

「だから、謝らないでよ!それに、私はあんたとハルトとの事は認めてないから!」

「うん、わかってる」

今の自分じゃ陽斗に相応しくないと自分でも思う。

彼の心を癒せるような存在になりたい。

陽斗に与えてもらうばっかりで私は何も彼に返せていない。

沖縄で部屋に二人っきりの状態なのに、私達は身体を重ねていない。

身体を重ねたのは陽斗に出会ったあの夜だけだ。

私の身体に優しく触れることはあっても、彼は私を奪うことは決してしない。

いつも私の体調を気遣ってて……。

凄く大事にされてるって思う。

メルさんとサロンで別れて部屋に戻ると、陽斗が誰かと電話で話していた。
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