能あるイケメンは羽目を外す
杉原さんみたいに有能な人なら営業部とか企画部とかでバリバリ仕事しそうなのに。
「ええ。社長に恩があるんですよ。亡くなった父がここの社員だったんですが、社長が個人的に学費とか援助をして下さったんです。だから、秘書になって微力ながらお側で社長を支えたかったんですよ」
「へえ、親父が援助ねえ。それは知らなかったな」
杉原さんの話に陽斗は意外そうな顔をする。
「二ノ宮さんが社長の担当になる前は私が社長を担当してました。ですが、状況が変わり今は目の前の手のかかる後輩の面倒を見ることになったんですよ。本気を出せば私なんて足元も及ばないくらい有能な男なのに」
チラリと陽斗を見てチクリと毒を吐くと、杉原さんはフッと微笑する。
「お前、楓に愚痴らないでくれる?」
陽斗が杉原さんをギロリと睨む。
「愚痴ってませんよ。事実を述べただけです。でも、最近は楽しいですよ。彼とてっぺん目指すのが」
「ええ。社長に恩があるんですよ。亡くなった父がここの社員だったんですが、社長が個人的に学費とか援助をして下さったんです。だから、秘書になって微力ながらお側で社長を支えたかったんですよ」
「へえ、親父が援助ねえ。それは知らなかったな」
杉原さんの話に陽斗は意外そうな顔をする。
「二ノ宮さんが社長の担当になる前は私が社長を担当してました。ですが、状況が変わり今は目の前の手のかかる後輩の面倒を見ることになったんですよ。本気を出せば私なんて足元も及ばないくらい有能な男なのに」
チラリと陽斗を見てチクリと毒を吐くと、杉原さんはフッと微笑する。
「お前、楓に愚痴らないでくれる?」
陽斗が杉原さんをギロリと睨む。
「愚痴ってませんよ。事実を述べただけです。でも、最近は楽しいですよ。彼とてっぺん目指すのが」