能あるイケメンは羽目を外す
杉原さんのメガネの奥の目がキラリと光る。
きっと杉原さんと陽斗には彼らが目指すてっぺんが見えているのだろう。
「何だか憧れちゃいます。陽斗と杉原さんの関係」
二人に向かってにっこり微笑むと、専務室を退出して秘書室に戻り、私は残っていた仕事に取りかかる。
十分程経過したところで、奈保さんの席の内線が鳴った。
こんな時間に誰からだろう……と思いながら内線に出る。
「はい、秘書室です」
『鈴木建設の専務が副社長を訪ねて見えてるのですが……』
内線は受付からだった。
副社長は出張でいないのにな。
「わかりました。今、そちらに向かいます」
内線を切ってエレベーターを下りて受付に向かうと、正面玄関横に置いてある椅子に五十代の男性が座っていた。
受付の女の子に聞くと、その男性が鈴木建設の専務だった。
きっと杉原さんと陽斗には彼らが目指すてっぺんが見えているのだろう。
「何だか憧れちゃいます。陽斗と杉原さんの関係」
二人に向かってにっこり微笑むと、専務室を退出して秘書室に戻り、私は残っていた仕事に取りかかる。
十分程経過したところで、奈保さんの席の内線が鳴った。
こんな時間に誰からだろう……と思いながら内線に出る。
「はい、秘書室です」
『鈴木建設の専務が副社長を訪ねて見えてるのですが……』
内線は受付からだった。
副社長は出張でいないのにな。
「わかりました。今、そちらに向かいます」
内線を切ってエレベーターを下りて受付に向かうと、正面玄関横に置いてある椅子に五十代の男性が座っていた。
受付の女の子に聞くと、その男性が鈴木建設の専務だった。