能あるイケメンは羽目を外す
6、前途多難
次の日の朝、杉原さんが車で迎えに来て陽斗と一緒に出勤した。
「じゃあ、楓。今日からしっかりね」
陽斗はそう言って微笑むとそのまま真っ直ぐ専務室に向かい、杉原さんと私は専務室の向かい側にある秘書室に足を踏み入れる。
すると、私の顔を見て麗香が寄ってきた。
「楓、昨日倒れたって聞いたけど、もう大丈夫なの?」
「うん。一日休んでだいぶ良くなったよ」
私はにっこり微笑んで麗香を安心させる。
昨日……陽斗が作ってくれた煮込みうどんを食べた後、彼は洋服のデザイン画を私に見せてくれた。
そこでつい最近まで陽斗がイギリスの有名ブランドのクリエイティブディレクターだったという事を初めて知った。
あんな高級マンションに住んでるのも納得だ。
クラシックなデザイン画もあれば、ハッとするような前衛的なものもあって、デザインに造形は深くないけど陽斗が凄いデザイナーなのは良くわかった。
「じゃあ、楓。今日からしっかりね」
陽斗はそう言って微笑むとそのまま真っ直ぐ専務室に向かい、杉原さんと私は専務室の向かい側にある秘書室に足を踏み入れる。
すると、私の顔を見て麗香が寄ってきた。
「楓、昨日倒れたって聞いたけど、もう大丈夫なの?」
「うん。一日休んでだいぶ良くなったよ」
私はにっこり微笑んで麗香を安心させる。
昨日……陽斗が作ってくれた煮込みうどんを食べた後、彼は洋服のデザイン画を私に見せてくれた。
そこでつい最近まで陽斗がイギリスの有名ブランドのクリエイティブディレクターだったという事を初めて知った。
あんな高級マンションに住んでるのも納得だ。
クラシックなデザイン画もあれば、ハッとするような前衛的なものもあって、デザインに造形は深くないけど陽斗が凄いデザイナーなのは良くわかった。