能あるイケメンは羽目を外す
杉原さんが社長室に向かうと、私は麗香に目を向けた。
「杉原さんって専務秘書だよね?何で社長の出張に同行するの?」
「秘書室長でもあるし、沖田社長の命令なのよね。杉原さんは経営にも詳しいし、出張の時は側に置いておきたいんじゃないかな。私を同行しても経営に関しては社長に何のアドバイスも出来ないもの」
「……そうなんだ」
「でも……専務が戻るちょっと前からかな。杉原さんの同行増えたの」
「杉原さん激務だね」
有能過ぎる男と言うのは大変らしい。
杉原さんって息抜きする時間あるんだろうか?
陽斗には結構手を焼いてるようだし。私が少しでもフォロー出来るといいんだけど。
パソコンの設定とメールの確認を済ませると、私は紅茶を淹れて専務室に向かう。
ちょっとドキドキしながらノックをして初めて専務室に入ると、陽斗は椅子にふんぞり返りながらスマホでゲームをしていた。
「杉原さんって専務秘書だよね?何で社長の出張に同行するの?」
「秘書室長でもあるし、沖田社長の命令なのよね。杉原さんは経営にも詳しいし、出張の時は側に置いておきたいんじゃないかな。私を同行しても経営に関しては社長に何のアドバイスも出来ないもの」
「……そうなんだ」
「でも……専務が戻るちょっと前からかな。杉原さんの同行増えたの」
「杉原さん激務だね」
有能過ぎる男と言うのは大変らしい。
杉原さんって息抜きする時間あるんだろうか?
陽斗には結構手を焼いてるようだし。私が少しでもフォロー出来るといいんだけど。
パソコンの設定とメールの確認を済ませると、私は紅茶を淹れて専務室に向かう。
ちょっとドキドキしながらノックをして初めて専務室に入ると、陽斗は椅子にふんぞり返りながらスマホでゲームをしていた。