素 直 に な り な よ .




「…………。」


「それでさ、今日の昼食の時に
笹谷に楓は俺が貰うからって言われた。
勝手にしろよって言ったものの、
俺の心は焦りと不安でいっぱいだった。
体は、楓のとこに行きたくて
うずうずしてたけど俺の心は
行くことを拒否してた。
行ったらよけいに、諦められなくなるし
今さら行ったって
遅いじゃねーかって。」


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