君に出逢わなかったら…。

携帯の画面には
[優希]
と表示されている。

はぁ~…
なんだよ電話なんてめったに掛けないくせに。
うちはそう思いながら電話に出る。
「もしもし??」
「よっ」
…よってなんだよ。よって…。
「なんか用?」
「いや。用はない。」
は??ぢゃあ掛けてくんなっつーの
「ぢゃあ切るよ??」
「いやーっ!まって!!」
ったく。めんどくせぇ奴。
「なに??」
はい。由紀ちゃん若干キレ気味です。
「お前拓哉のどこがいいの??」
はぃ??お前に関係ねえだろ。
「どうでもいいぢゃん」
あぁ~由紀ちゃん怒っちゃいましたよ。
「拓哉はやめたほうがいいと思う…」
…こいつさっきからなに言ってんの??
「意味不だから。あんたに拓哉の何がわかんの??」
由紀ちゃん怒ると恐いですよぉ~^_^;
「後悔すんなよ??」
なにをだよ(´▽`)
「なにが??」
「いいから。んぢゃあまたな」
「…ブチっ!!」
うちは勢いよく電話を切った。

< 13 / 19 >

この作品をシェア

pagetop