君に出逢わなかったら…。

優希だ。
朝っぱらからなんでこんな元気なの??あんたは…。

「おはよっ!!」
優希が元気に朝のあいさつ。
「おはよっ(´ω`)」
たまには優しく接してやるのも悪くない。
「…??なんか今日やさしいじゃん。いいことでもあった??」
すごい観察力。
「別に」
うちはまたいつもの態度に戻る。
「んあぁ~っ!いつもの由紀に戻ったぁ~(T_T)」
「ごめんね生まれつきは直せないんだぁ~」
「由紀ってツンデレだったりする??」
「どうだろうねぇ」
「さてはツンデレか(´ω`)」
優希の顔がにやついていく。
「なに想像してんの??」
「今日は帰りたくないっ!!って言ってる由紀の姿(´ω`*)」
「気持ち悪っ(-“-;)」
そう言ってうちは優希を軽くスルーした。
うちは自分の席にスクバを置くと、
「はぁ~」
とため息をつき、椅子に座った。

「なぁ~にため息ついてんの~??」
後ろから声を掛けてきたのは美希。
ゆかの次に仲がいいといったところだろうか。
「なんか疲れちゃってさぁ…」
「何に疲れてんのぉ??」
優希が会話に割り込んできた。
「あんたに関係ないし」
うちが冷たく言い放つと
「まあまあ。優希は由紀が好きだから心配なんだよねぇ~??」
美希は優希をからかうように言う。
「そっ そんなんじゃねえし(゚Д゚;)!!!アタフタ 」
「アタフタしてんじゃぁ~ん」
「だから違っ…。…………??」
優希は話の途中で急に険しい表情になった。
優希はなにかを見つめている。
優希の視線をたどると…
視線の先にたどり着いた。
視線の先は……






さっきのギャル系の女の子達だった。
女の子達は、
明らかうちをにらんでいる。
でもその中の1人は
優希に目線を送ったり、
うちをにらんだり…
を繰り返している。




あぁ。
そういうこと。
その繰り返し作業の子は優希が好きで、優希がうちにまとわりついてるから、
うちをにらんでる訳。

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