In the small globe
やばいやばいやばいやばい、怒ってる系かな?
と、思ったらそうでも無かった。
「おー大丈夫大丈夫気にしないで!」
その瞬間、後ろを振り返ると由仁が指でグッドサインをつくって笑っている。
私が怒りにいこうとしたら、自分の教室に行ってしまった。
「おっはー」
百合ちゃんが何人かが円になって喋っているグループから軽く手を振ってくれた。
そのグループで私に背を向けて座っていたいた柚ちゃんも、振り返って手を振ってくれた。
「おはよ。」
恵理子もいないようだし、1人になるのが怖かった私は、勇気を出してそのグループに近付いてみた。
どうやら、7人くらいの人が1人の子の机を囲む感じで円になっていた。