転校生は幼なじみ。
 次の数学の授業では俺も美紀ちゃんも授業どころではなかった。
 授業の内容が飛び飛びになりながらも必死に授業を受ける。
 そして暴走しまくった相田さんはといえば俺の目の前でぐーすか寝てくれやがった。
 というか相田さんって席、目の前だったんだね。
 「おい、相田。なに人の授業で堂々と寝てくれてんだ。おいこの問題解いてみろ。」
 「むにゃむにゃ……うん?おやすみーー」
 「おい、相田!相田!…………次の問題いくぞー」
 ついに先生まで諦めてるし。
 うう……目の前で寝られるとなんだか……

 「おい、相田と平山と花宮の3人。もう授業終わってみんな帰り初めてんだけどいいのか」
 ん?いつのまにか俺も寝てしまってたのか……
 周りを見渡すともう誰も残っていなかった。授業が終わってHRまでも寝ていたということになる。
「今から職員室な」
ですよねー。

 
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