転校生は幼なじみ。
「カラオケに行くのは了承するが、その代わりに何が何でも奢らないからな。」
「えっ?何を言っているのですか。そこは空気を読んでくださいよ。もちろん全員分ですよね」
「誰が好きでもないカラオケのために奢るか。ただでさえ昨日、クソ不味いもの食べさせられてんだ」
「はぁ、仕方ありませんね。これだから女装男は」
「……おまえの性格、クソがつくほど悪いよな」
「よく言われます」
俺と古佐田さんの間で無言の火花が散る。俺の威圧感に耐えきれなくなったのか、距離を詰めていた美紀ちゃんができるだけ刺激しないようにそろーり、そろーり、と少しずつ遠ざかっていった。
確かに怒った時や睨みつける時は目つきが悪くなることは知っている。ただ問題は俺が睨みつけている古佐田さんの方だ。
その威圧感を正面から受け、睨み返している。おまけに威圧感も俺と負けず劣らずだ。
「えっ?何を言っているのですか。そこは空気を読んでくださいよ。もちろん全員分ですよね」
「誰が好きでもないカラオケのために奢るか。ただでさえ昨日、クソ不味いもの食べさせられてんだ」
「はぁ、仕方ありませんね。これだから女装男は」
「……おまえの性格、クソがつくほど悪いよな」
「よく言われます」
俺と古佐田さんの間で無言の火花が散る。俺の威圧感に耐えきれなくなったのか、距離を詰めていた美紀ちゃんができるだけ刺激しないようにそろーり、そろーり、と少しずつ遠ざかっていった。
確かに怒った時や睨みつける時は目つきが悪くなることは知っている。ただ問題は俺が睨みつけている古佐田さんの方だ。
その威圧感を正面から受け、睨み返している。おまけに威圧感も俺と負けず劣らずだ。