転校生は幼なじみ。
本当にたくあんだけでも食べるような勢いである。
転校初日で食堂でたくあんをバリバリ食べてる女子を見たらどう思うのだろうか。
ある意味恐怖映像の出来上がりだ。
そしてその横で平然とラーメンを食べる男。
いい目で見られるわけがないん
「分かったからそんな目で見るなよ。奢ってやるってば。」
「ありがとう花宮君。けど、さすがに奢ってもらうのは悪いから今度返すね。」
やっぱり平山さんも少し遠慮してるみたいだ。
そりゃ誰でも初対面の人に奢ってもらうのは抵抗がある。
「平山さんも同じのでいいんだったよね。」
「うん、お願いします。できるだけ大きめので」
「食券にサイズ指定はできません。」
やはり引っかかる。
こういうやりとりを小学校ぐらいの時にやってたような。
けど……まさかな。
< 7 / 85 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop